Saki Nishikubo

Japan, Tokyo, 23years old

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春から夏に変わる、梅雨が来る少し前の柔らかい陽射しが少しずつ眩しくなってくる頃、思い出す昔見た景色がある。

 

 

私が朝目覚めて、眠い目をこすりながら居間に向かうと、台所からはトントントントンと包丁の音が小気味よく聞こえて来る。

そこではおじいちゃんとおばあちゃんが台所で二人並んで仲良く作業していて、

私が起きてきたことに気づくといつもみたいにおばあちゃんがとりあえず漬物でも食べてなさい、はよはよ、と椅子に座らせてくる。おじいちゃんはそれを見てニコニコしてる。

 

そんなに急いでいないのに。そんなにお腹空いていないのになぁ。

 

台所の大きな窓からは眩しい陽射しがピカピカ降り注いでいて、天国みたいに綺麗だった。

 

 

このことをお母さんに話したら、

そういえばお母さん涙ぐみながらそうなんだって言ってたな。

 

おじいちゃんのことはあまり覚えていないけど、私がまだ小さい頃、突然の事故で亡くなった少し後に見たこの夢が、本当のことみたいに何故か一番鮮明な思い出になっている。

 

 

 

 

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